公益社団法人日本カヌー連盟(以下JCF)は、我が国におけるカヌースポーツを代表し統轄する団体で、アジアでは最も古い歴史を有しており、アジア大会においては陸上、水泳に次ぐ大きな種目数を有しています。我が国においてはオリンピックや世界選手権大会等競技カヌーの強化伸展はもちろん、アジア各国と連携しさらにカヌーをデベロップする国際貢献、国内においても自然の素晴らしさを伝え水辺環境保全推進の理念のもと生涯スポーツとして誰もが享受できるパドルスポーツの普及活動を推進しております。また加盟団体である日本レクリエーショナルカヌー協会(以下JRCA)と共に、安全なパドルスポーツを普及すべく、JRCAへ『JCF公認インストラクター』の育成事業を委託し啓発活動を進めています。
レクリエーショナルカヌー協会設立の主旨
近代カヌーがわが国に紹介されてすでに久しくオリンピックや国体で競われる競技カヌーの分野におけるわが国の技術レベルは、いまや世界の強豪と肩を並べるまでに成長しました。
一方、カヌーは、競技をしない一般の人々が余暇を楽しむアウトドアスポーツの手段としても、欠くことのできない存在となりました。川や海、湖など、カヌーを楽しむ方法は多様です。その目的や楽しみ方は違っても、カヌーを手段として広がる野外活動の領域の可能性は計り知れません。
レクリエーショナルカヌー協会は、安全で楽しいカヌーの普及をはかるため、指導者による技術の伝達や安全に対する意識の啓発活動を行います。
事業


安全で楽しいカヌーの普及
- 全国の野外活動施設(公設、私設)で施行されるカヌー指導者の育成
- リスクマネージメント(救急法・運行規定、保険制度など)
日本カヌー連盟公認指導員の認定・登録
- 指導員は、公認スクールに所属する(登録)
- 技術検定(ジュニア、シニア、マスター、イグザミナー)
- 年次更新(講習会参加)
- 救急蘇生法などリスクマネージメントの習得など
日本カヌー連盟公認スクールの認定・登録
- スクール催行に求められる条件
(公認指導員・運行基準・装備品・協会が定める保証額以上の賠償責任保険 ※主催者が損害賠償請求された際に対応可能なもの)
公認スクール
年間6ヶ月以上を通じ、開設している常設であり、公認指導員一名以上が従事しているスクールで、協会規程に基づき、運営し質向上をはかり、安全管理に対処しているスクール。
代表となる指導員の資格レベルにより、名称が変わります。
- 公認スクール・ジュニア
- 公認指導員ジュニアが代表者のスクール
- 公認スクール・リバーシニア
- 公認指導員リバーシニアが代表者のスクール
- 公認スクール・シーシニア
- 公認指導員シーシニアが代表者のスクール
公認検定スクール
検定会を実施・運営するスクール
- A公認スクール
- イグザミナー1名以上が所属し、その所在地およびその使用フィールドにおいて、公認指導員検定、講習会を行うスクール。
- S公認スクール
- イグザミナー5名以上が所属し、全国広域において公認指導員検定、講習会を行うスクール。